『 経営を楽しむ道 』

川又 久萬
一般社団法人倫理研究所 法人局
名誉専任研究員

プロフィル
1965年6月 個人会員として、社団法人倫理研究所の青年部活動に参加                  
      その後、実践部・支部役員を歴任(この間33年管一般企業に勤務)      2000年    前職を退職した後、社団法人倫理研究所に入所                       
2001年9月 社団法人倫理研究所法人局普及事業部 専任研究員                        
       九州・沖縄方面 副方面長                       
2011年9月 社団法人倫理研究所法人局 名誉専任研究員                         
 

レポート

実は私は養子です。6人兄弟の次男坊。上から4番目。                           
父親が悩んだ末、「お前は、どうやら川又さんの役に立ちそうだ」という風に言って養子に出された。                           
                           
父親からの教え:「人間は利用されているうちが花」。振り返ってみますと、私の人生は全て人からの勧めで決められてきた。仕事もそうです。33年間サラリーマン生活を過ごし、59歳の時、養子先の両親が一生懸命やっていた倫理運動に身を投じようと思い会社を退職しました。                           
                           
1年間しっかり実践し、勉強しなおしてそして倫理運動一筋の生活に入りました。
平成12年倫理研究所に入る。                           
その後、11年間研究員として活動。70歳を超えて名誉研究員として楽な立場でお仕事をさせて頂いてその給与と年金で生活をしております。今、最高の人生を味わっているところです。                           
                           
先程会員スピーチで様々な会や業界で役を受けて心配しているとのお話もありましたが、心配は毒ガスです。命を縮めたかったら心配して下さい。苦難と感じるのはわがままから。苦難は、喜んで受けるのが醍醐味です。                           
                           
いやいや取り組んではダメです。いくら一生懸命やってもダメなんです。過労死など変な状況になってしまう。喜んで、喜んで、どんどん受けていくうちに、人間力が増してきます。                           
                           
人が説いたものが今までの倫理道徳です。
(論語、二宮尊徳先生、稲森和夫さん。等々)
私共のやっている倫理経営は、自然界にある原理原則を人間界に落とし込んだもの。原則に則っていれば 事業はうまくいく、家庭は良くなる、自身の健康も人生も楽しくなる。創業者丸山敏雄が長年研究し、気がついた、発見したものです。丸山敏雄が倫理運動を始めて、多くの人から生活相談を受けて、自分の持っていた仮説を実践するよう勧める。指導された方がそれを素直に実践する、心を変える、行動を変える。そして 、その方々の苦難が解決していった。やはりこれは間違いないんだと体系つけられたのが「万人幸福の栞」です。                           
                           
それは、苦難を命題にして発見された生活法則が1条から17条にまとめられたもの。17カ条は信じるのではなく、実験・実践してください。信じると宗教になってしまう。倫理は宗教ではありません。                           
                           
世の中、すべて因果関係で成り立っている。結果はすべて、原因がある。
丸山敏雄曰く、「人間の幸福へのただ一つの正道は、‘人を喜ばせることである’」
振り子の法則で、これをやったときに ‘自身が幸福になる’、‘会社が栄える’                           
                           
『人を喜ばせる実践をする。』(従業員、取引先、家族)                             人を喜ばせる自身の幸福/会社の繁栄   
                           
世の中は、自分さえ良ければ、我が社さえ儲かればいい、という風潮。
そういう人が、会社が増えている。それが大間違い。
苦難は、その人に合うように起こっている。人を喜ばせない幸福ではない/繁栄していない。苦難の本質は、自身のわがまま(心・行動)からくる。
「道からは外れたぞ」と教えてくれる赤信号・門灯。苦難は自然に出てくる有り難いもの。わがままを取り去ると無くなる。
(※万人幸福の栞を基に詳しく説明して頂く)                           
                           
~さまざまな周りが喜ぶ実践の実例を話される~ その実践は勇気が無いとできない、理屈をこねているとできない。
                         

 

会長談

講話の中で、【お金と物に恵まれる心構え】本当に金銭の身に着く人は無欲の人。欲に左右されるものではなく、仕事そのものが既に無上の喜び。無限の恵みであって歓喜に充ちて働く。そこに事業は成功し、金銭は集まる。
「もしうまいかなければ、それは心の中に問題がある」とのこと。
・・・これはまさに仏様の境地ですね。私も嫁を喜ばせるよう努力します。                 


モーニングセミナー参加者:26社、27名でした。ありがとうございました。