『 倫理は世界の価値観 』

礒村 安倫

礒村 安倫

一般社団法人倫理研究所 法人レクチャラー
株式会社11ネット・インシュアランス 代表取締役

プロフィール
平成19年 3月 東かがわ市倫理法人会 入会    
平成19年 3月 高松南倫理法人会へ移籍   
平成21年 9月 香川県倫理法人会青年委員長 拝命   
平成22年 9月 埼玉県後継者倫理塾8期入塾   
平成25年 9月 高松南倫理法人会会長 拝命   
平成28年 9月 香川県倫理塾塾長 拝命

レポート

本年9月、アメリカ横断・縦断16000km、約30日間一人で旅をしてきました。
さらに、ニューヨークに1カ月合計2カ月間、日本を離れておりました。
サンフランシスコから入ってロサンゼルスまで行ってメキシコ国境付近、そこからニューヨーク までの旅。
(旅行中は、アメリカ大統領選真っ只中でトランプ旋風が吹き荒れていました。)   
   
【旅に出た背景】   
なぜ今回アメリカの旅に出たのか。
遡る事、4年前(2013年11月31日)トヨタ自動車の歴史を学び、「会社は何のためにあるか?」「働くとは何か?」色々と考える時期がありました。   
   
上海であるセミナーに参加し、‘上海トヨタ’を学ぶ。創業者豊田佐吉は、一度会社を潰している。失意の中で佐吉は、アメリカに渡る。アメリカに住む高峰譲吉氏に会いに行く。(高峰譲吉:タカジアスターゼ、アドレナリン発見。野口英世のスポンサー)   
   
高峰譲吉から激励を頂き、東京へ戻る。その後、上海に行き紡績で成功を収め財を成す。今でもその工場は上海にある。豊田佐吉は何故中国に行ったのか、それは「日中親善のためじゃぞ」という言葉が残っている。 豊田佐吉は死の直前、「障子を開けてみよ、外は広いぞ」という言葉も残している。   
   
豊田佐吉亡き後、トヨタは日本でも紡績工場やっていたが、佐吉の息子(喜一郎)が「自動車の事業を興す」と言った時、役員会は揉めにもめていた。その場に来ていた上海トヨタの責任者(西川氏:豊田佐吉の上海トヨタ時代の右腕)が、 当時のお金で5億円の出資を申し出る。後の大成功へと繋がる
(栞P89.元を忘れず、末を乱さず・・・「わが命の根源は親」)   
   
去年10月20日、高峰譲吉の眠るワシントンDCのアーリントン墓地へお墓を観に行く。 ⇒ 高い志を持つための機会。     
(高峰譲吉の実績:アメリカ合衆国で巨万の財を成す。ニューヨーク商工会議所設立。いろんな方のスポンサーになって支援した。)   

そして、毎日‘万人幸福の栞’と新渡戸稲造の‘武士道’を読んで様々な事に気付き、学ぶ。   

 


【2カ月会社を空けるリスク】   
今回の旅行の目的の1つが、事業承継。
この2か月間で会社が潰れるようであれば、その程度の会社であったという事。   
   
段階的に成長を期待。まずは①「守」‘プールで泳がせる’。②「破」‘大海で見守りながら泳がせる’③「離」‘社員が楽しみながら自分達の道を行く’。私は、次のビジョンに向けて取り組んでいく。   
   
2カ月会社を空けるのはリスクですが、そのリスクはチャンスでもある。
‘変化’こそチャンスが生まれる。今までしっかりした体制が取れていたところに、バランスを崩すことで新しい発見・発展が生まれる。   

 


【悔いのない人生を送れる幸せ】     
価値観は時代と共に変わっていくと思います。
それよりも、自分がみんなに必要とされているか、いないか。
そこが、とても大事だと思います。自分の命を何に使うか。自分の使命とは何か。   
   
社会との関連性の大きさが会社の志の大きさに比例。社会との関わりを大きくすることで、会社の志が大きくなっていく。   
   
※引き寄せの法則の話(オムニパーカーハウスホテル)
※良寛和尚を紹介(本質を見極める生き方)。   
   
最後に、最近YouTubuなどで話題になっている1本のビデオ(「鷹の選択」)を観て頂きたいと思います。   
   
このビデオのお陰で背中を押されて今回、アメリカの旅に行けたと思っています。 ⇒ 「鷹の選択」流れる・・・。   
   
何かを手にするためには、何かを捨てなくてはいけない。
チャレンジするためには、苦しい思いをしなければいけない。   
   
栞P85、得るは捨つるにあり(捨我得全)、転がる石に苔は生えない。
今回の旅行で、会社、従業員さん、家庭、子供、倫理塾生、地域の方々、日本、世界を平和に正しく繋げる(進めていく)ことができる事を学びました。

 

会長談
アメリカでの旅行でのエピソードも聞きたかったですが、内容が盛りだくさんでしたのでまた個別にお聞かせ下さい。
今の礒村講師のお立場で、『2カ月間アメリカの旅』をされた勇気ある行動を尊敬します。ありがとうございました。