『つながりで作る地域密着型繁盛企業術』

【 プロフィール  】
2013年7月に店舗活性化コンサルタントとして独立。

集客、売り上げに悩む店舗に向けた店舗活性化のコンサルティングを行っている。
「地域と顧客に愛され続ける店づくり」をテーマに顧客の信頼関係作りから売れるしくみコンサルティングを行っている。現在、東京・大阪・兵庫・京都・香川・徳島・香川で店舗促進、人材育成のノウハウを教える塾を開講し、独自開発プログラムを教えている。
執筆活動として『あなたの店を超繁盛店に変える9つのテクニック』出版。

 レポート

現在兵庫県に住んでいまして、元々はメガネのミキに15年勤務しておりました。
社内の中で赤字店舗の再生をするという任務から今のお仕事をさせて頂いています。

現在、中小企業のお店をメインに集客や経営戦略のコンサルティングをさせて頂いています。今、観光協会様、ＪＲ様、金融機関様で教育をさせて頂いています。あと、全国の商工会議所様で年間100回以上の公演活動をさせて頂いています。大手では、ＡＵショップでの人事教育をさせて頂いています。

 

本日は、地域密着型でいかに企業を反映させていくかという内容をお話させて頂きます。

今の時代、ネットで同じような商品が手軽に手に入る時代です。
そんな便利な時代だからこそ改めて見直す必要がある。
人と人、企業と企業この繋がりが最も大切ではないかなと考えています。
繁盛する企業になるためには、地域のお客様に愛され、地域の企業と手を取り合ってともに歩んでいく。企業間で手を取り合っていく事でビジネスの速度・効果を早めていく。

提携でのたとえ話＝桃太郎のお話。収穫を表すお話。
提携＝ＴＫのお話。私がメガネの三城で赤字再生をやっていた時代、ＴＫのメリットとして、

 

①経費の削減ができる。

 

②地域開拓が容易にできる(既にその顧客を抱えている企業と手を組む、顧客の悩みを分析・把握しその悩みを解決する提案をする）

 

③提携先と仲間意識が芽生える。一つの提携が、その地域で提携先が、仲間が拡がっていく。

提携相手の後ろを見る

提携相手も喜んでくれるが、その相手の後ろにいる顧客も喜んで頂ける。お店が感謝されて、新しい顧客の紹介に繋がる。さらには、業務がうまく回っていく。お客様に喜んで頂ける仕組みが社内に浸透していく。

ＴＫというのは、お互い同士の1対1の関係だけではなく、複数対複数の関係でもＯＫです。あることをやってみましょうということになった時、相手が「それはうちでは無理」となった時、無理に押し付けるのではなく、それができる方を紹介して頂く。当人同士だけでなく、お知り合いにまで輪が拡がっていく。繋がっていく。仲間が増えていく。ひいては地域の顧客に貢献していく事になる。（自分の専門分野はしっかりやり、不得意分野は専門でやっている方におまかせしていく。最終的に自分に還ってくる）

提携の事例紹介（「ガイアの夜明け」で紹介していた）

ファミリーマートとカラオケＤＡＭの提携のお話。(カラオケＤＡＭは飲食の持ち込みＯＫ。ファミリーマートは飲食中心の商品構成の店舗：カラオケＤＡＭは飲食に対応するスタッフを削減することで利益を出す。/ファミリーマートは、商品アイテムを絞ることで品出しメンバーを減らし、アイテムの絞り込みで大量仕入れによる利益の出す）

 

三越百貨店と郵便局の提携のお話。

（百貨店の課題は、顧客の開拓。売るものは山ほどある。郵便局の課題は、顧客は
たくさん抱えているが、売るものがあまり無い。お互いの弱点と強みを補い合い、結果的に顧客に商品を届ける事が出来た。

地方になればなる程、買い物したくても買い物ができない。
インターネットは信用できない。郵便局員さんがパンフレットを持っていく事によって、元々の信頼関係があって、顧客が喜んで買われていた。郵便局員さんは、顧客に喜ばれる事によってやりがい・生きがいを感じられて生きとされている。）

 

眼科医院とメガネの三城との提携。

（眼科医院から処方箋を頂くとほぼ100％メガネが売れる。メガネの三城は、眼科医院のために営業活動をする。具体的には、幼稚園への売り込み。地域貢献＝年1回高額のお金がかかっていた幼稚園に→無料で目の検査に行く→提携先の眼科医院を紹介→提携先の眼科医院からメガネの紹介を受ける。・・・ように仕掛ける。

提携のポイント

いかに初めに貢献するか。貢献することで最終的には自分のところに帰ってくる。貢献を惜しまずする事が重要という事を経験することができました。
地域密着型の繁栄企業になるためには、お互いに応援し合い、繋がりを大切にする事。そして、皆様が繁栄企業・繁盛企業になられる事を応援しております。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

【会長談】

営業のやり方として、そんなにやり方があるのかと考えさせられました。自信を持ってのご講話に、恐らく失敗も多く経験されてのノウハウなんでしょうね。提携のポイントとして、「まず初めに貢献する」という事。それが最終的に成功の形として還ってくる。大変新鮮でした。ご講話、ありがとうございました。   

★モーニングセミナー参加者： 43社、43名でした。