『 運命自招、よろこんで働く 』

礒村 安倫

高木 正江

一般社団法人倫理研究所  法人スーパーバイザー    
有限会社オフィス・マリ 代表取締役    
    

【 プロフィール  】
2001年9月 愛媛県松山中央倫理法人会 入会
2005年9月 愛媛県倫理法人会女性委員長
2006年9月 愛媛県松山中央倫理法人会 会長
2008年1月 倫理経営インストラクター 拝命
2009年9月 愛媛県中予地区長
2012年9月 法人スーパーバイザー 拝命

 レポート

27年前に、マーケティングのリサーチ会社を始めました。

社名は、有限会社オフィィス・マリ。マリは「真理」で設立当初は漢字で書いて「マリ」と言ってました。【真理】には、「確実な証拠によって本当であると認められる事」とか「明らかである」とかという意味があります。

会社を作る前、子育ての頃に遡りますが、男の子が2人おりまして、「人生は出会いによって作られる」両親との出会い、夫との出会い、子供達との出会い、いろんな方々との出会いによって作られていったと思っています。

長男が小学校に入る時に学生服を購入しました。購入した学生服(トンボ学生服)の箱の中に‛福沢諭吉訓’が入っていた。

【福沢諭吉訓:世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つ事である。世の中で一番寂しいことは仕事の無いことである。世の中で一番尊いことは、人のために奉仕をして決して恩に着せないことである。世の中で一番美しいことは、全ての物に愛情を持つことである。・・・】この言葉との出会いがあって私の人生は変わったんです。

我儘(わがまま)いっぱいに育って、我儘いっぱいにしておりましたが、当時生協の役員をしておりましてボランティアでしてましたが「これは仕事ではない」と思いました。「私も一生涯を貫く仕事を持ちたい!」と強く思いました。この「福沢諭吉訓」は捨てられずに冷蔵庫にマグネットでずっと貼っていました。(会社を興してからはずっとデスクマットの中に入れていて、今は、ラミネート加工してずっと持ち歩いています。)

 

生協の役員を辞めて、37歳で愛媛大学に入りました。(夜間コースの社会人が入学しやすい制度を活用)生協の活動での学び:消費者の意見を出す事(環境つくりとかサービス作り、こういう物が欲しい、と要望を出すことは(大企業には対応が無理で、)中小企業が対応して作ってくれた。そういうお役に立てれば嬉しい
なと、愛媛大学社会学科で学んで、調査会社を作りました。その際に、消費者の真実の声を届けたい、そんな思いの籠っている社名なんです。

主人はサラリーマンで、「大学に行きたい」と言ったときは「ああそうか」、「会社を作りたい」と言ったときは「知らんぞ」と言れましたが、根が我儘なので了解をもらったと理解し、友達と2人でヘソクリで作りました。

 

自分がしたいから始めて、喜んでやって、四国中に主婦のネットワークを作って、東京からきた仕事を喜んでやっているうちに少しずつ大きくなっていった。

ところが、10年も経つとそこそこの仕事も見えてきて忙しくなってくると色んな愚痴が出るようになる。社会環境も変わります。世の中変わっていきますと、調査資料も変わります。自分の我儘と思わずに、調査員が集まらない、派遣法が悪い、主婦の在宅率が悪い、調査がやりにくい、仕事がやりにくい、いろんな不満がいっぱい出てきていた時、先輩が紹介してくれたのが倫理法人会でした。会社を起業して10年が経って、会社の点検が必要かなと思って異業種の会に次々入りました。.

(6~7つ)色んな会に出ていました。
最後に紹介頂いて入ったのが‛倫理法人会’でした。義理で入って「私は夜型なので、
こんな朝の早い会は参加は無理です」と何年間かは不良会員でした。それでも面白そうな気になるテーマの講話には行っているうちに、‛朝の気づき’がありました。夜、報告書が書けなくなって、明日モーニングセミナーだと思って早く起きて書こうと、仮眠を取って朝書いたら、倍のスピードで書けた。夜の方が仕事が捗ると思っていたが、違っていたんだと気づく。

それからは、「朝って素晴らしいんだ」と思って、会に出るようになっていろんなお役を頂きました。お役を頂いたお陰で、モーニングセミナーの素晴らしさ(‛朝’の素晴らしさ、‛栞’の素晴らしさ)を次々と知ることが出来ました。

いままで‛栞’には何度も助けられました。心が明るく変わるきっかけが、栞P98「夜が明けたから、日が出るのではない~」
「幸せだから朗らかにするのではなく、朗らかにしているところに幸せがくる」・・・喜んでいるから喜ぶ現象が起こってくる。

どうやって喜ぶか、どうやって心を明るくするか、・・・・毎週のモーニングセミナーで気づく、元気になる。波動が変わる。

朝起きの効用(気づきの訓練→感性が磨かれる)、職場の教養の紹介(今起こっている問題に関係する事が出ている)、

人は何のために生まれてきたのか?→幸せになる為。
※一人だけでは幸せにはなれない。

人の役にたつため、人に喜んでいただくため。→「いつでもどこでも誰にでも、心から、相手の幸せを願って見返りを期待しない、おこない」

運命を変える法則(丸山敏秋理事長)法則四『運命を開拓する』-自分を良く知る- を解説

心が変われば、行動が変わる、→そのうち習慣が変わる→やがて人格が変わる→ついに運命が変わる。スタートは心から、その人の心の通りに、運命も変わっていく。(出会いの質が変わってくる)善くも悪くも、日々の思い、言葉、言動が、自身の未来の人生を形成していく。

 

【会長談】

非常に丁寧で上品な語り口で、素直に講話内容が入ってきました。大変心地よく聴かせて頂きました。運命を変えた【福沢諭吉訓】「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つ事である。」 からの 「人は何のために生まれてきたのか?」幸せになる為 ⇒【倫理に出会って】「自分の仕事を通して周りの人に喜んで頂く」全てが繋がってましたね。ご講話、有難うございました。    
  
 

★モーニングセミナー参加者: 33社、33名でした。